地域の魅力を創り出す! げんき大崎プロジェクトによる活動の紹介と和歌山県海南市下津町大崎の暮らしをお伝えします

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大崎は、万葉のいにしえより「大崎の荒磯の渡り延う葛の行方も無くや恋ひ渡りなむ 詠み人不詳」「大崎の神の小浜は狭けども百船人も過ぐといはなくに 石上乙麻呂」の歌に詠まれるほど、海を中心に綿々と受け継がれてきた歴史と生活があります。

大崎地区について

IMG_0618海南市の南西端に位置する大崎地区は、大崎湾の自然の良港を抱えた港町として栄えた集落。
主な産業は海運業、漁業、わかめ養殖業、農業(みかん栽培)。海と山の恵みとアクティビティを身近に体感できる地区です。

最寄駅のJR加茂郷駅まで車で約8分、和歌山市中心部まで車で約40分、阪和自動車道の海南ICまで20分の立地です。

大崎自慢

新鮮な魚介

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海がすぐ近くにある大崎の暮らしの魅力は、なんといっても新鮮な魚やエビが手に入ること!
底引き漁船からは、冬は主に足赤エビ・アカシタビラメ・コウイカ、夏は小エビ、一本釣り漁船からは、さわら(さごし)、アジ、サバ、カマスなど、一年を通じて魚が獲れます。
大崎地域内外の方に、気軽に少量からでも購入できるよう「げんき大崎館かざまち」で、鮮魚の販売にチャレンジしています。

ワカメ、ヒジキ、寒天

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大崎の岬周辺の山に接した磯の地形、潮の流れがうまみと歯ごたえ抜群の海藻を育てます。ワカメは、養殖も盛んに行われ、天日干しの乾燥ワカメが干される時期には、大崎湾に入るだけで潮の香りが漂ったものでした。
ヒジキや寒天の原料となるテングサも地元の人が、磯で収獲し、乾燥、釜揚げ等手間暇かけて加工し、販売しています。

野菜・果物

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海風を浴びる段々畑は、柑橘類の栽培に向いた土壌と雨の少ない気候で、みかん、レモン、雑柑等が多く栽培されています。霜のほとんど下りない温暖な大崎では、野菜も栽培が比較的容易で、自家栽培して採りたて野菜を味わっている家庭も多いです。

南欧に似た気候と風景、遊べる海の魅力がいっぱい ~自称「和歌山のエーゲ海」~

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雨が少なく乾燥した気候、田んぼがなく、みかんの段々畑と民家が大崎湾周辺と山肌に密集している姿は、どことなくイタリアや南欧の港町を彷彿とさせる風景です。

大崎湾では、小さな子供でも泳いで遊べる「白木浜」もあります。白木浜の向いには、無人島「弁天島」が浮かんでおり、今も昔も地元大崎のレジャースポット。小学校があったころは白木浜から弁天島まで泳いで渡る毎年恒例行事の「遠泳」が行われていました。
また、 和歌山県夕日百選にも選ばれた夕暮れは、本当にきれいで、見慣れた景色でも思わず見とれてしまう時があります。

集落全体が家族のような親近感

大崎地区の住民は、お互いがほとんど顔見知りだったり親戚だったりします。顔をみればあいさつや世間話は当たり前、収穫した野菜や魚のおすそ分けコミュニケーションなどもしょっちゅうあって、一昔前の地域コミュニティの良さが今も息づく集落です。
子供たちも地域に人に見守られ、かわいがられて育ってきました。